2010年07月01日

"化粧室"周辺の丁寧な表現

呼称について露骨に口が"はばかられる"ために、日本語では、昔は"はばかり"や"雪隠(せっちん)""厠(かわや)""手水(ちょうず)"昭和以降の"お手洗い""化粧室" "ご不浄"と言い替えて、外国語(あるいは和製英語と思われる単語)を使用して、"トイレ""WC(Water Closet)""LAVATORY"と表記し、男女を示すピクトグラムのみ表示したりする場合が多い。また、ドイツでも日本のように"WC"と表記する場合が多い。 デパートなどの従業員の間では、隠語を使用して、顧客を配慮している。 (一番・奥などの表現) 今はただ、"トイレ"と呼ばれる場合が多い。 英語で、"トイレ"という表記の元になる"トイレット"(toilet)自体が"化粧室"を意味する場合もありますが、"便器"を意味する直截的な言葉でもあるため、日常会話では、住居の同室に設置されている場合が多いの浴室と一緒に"bathroom"と呼んで、本来は"休憩室"を意味する"rest room"あるいは"men's(lady's)room"と婉曲に表現が一般的である。 最近では公衆便所を公衆トイレに改造しなければならないという議論している自治体もある。 荒川区は、"便という言葉に不潔なイメージがあり、声の調子も悪い"という理由で公衆トイレに変更する条例案が区側から提出されたので、荒川区議会で議論することにして、条例案は賛成多数で可決、本会議で採決されていた。また、荒川区の職員で、"公衆便所は、女性蔑視の差別用語でもある"などの発言も飛び出しており、区議会側から非難を浴びている。 しかし現在は、汚れた言葉だと広く認識されている"便所"自体も、本来は直接の呼称ではなく、前述のはばかりなどのように婉曲的な表現だった。便所の語源は、"鬢所(びんしょ)"であり、"鬢"は、頭部の左右側面の毛を言う。室町時代の貴族の家で、この鬢を整え身支度をする場所を鬢所と称していた事からきている。また、身支度に合わせて便利な場所ということから、"便利所・便宜所"が変わったという説もある。どのような場合でも、現在使用されている"化粧室"周辺の丁寧な表現だったと考えられる。
posted by sashimigraphy at 14:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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